経営企画室に異動したI君から人脈に関わる質問があった。
新製品のセールスレターを自分の人脈に送ったが、返事が一通もなかったことからだ。

まずは人脈について、重大な誤解がある。
多くの人は「人脈を広げる」と言うと、異業種交流会などで「自分に役立つ人と知り合いになろう!」とか、上場企業の社長とかと名刺交換して、「偉い人とお近づきになろう!」というのが一般的な考え方です。

そもそも、ここからが間違っている!!

人脈の「主体」を他者に求めているわけで、これでは人脈が広がる訳がない。

いいですか?!わかりやすくたとえ話をしましょう。

金鉱脈が見つかったとします。以下、金脈とします。

金脈の主体はなんですか? 金脈の主体は「金」ですか? それとも掘りに行く「人」ですか?
金脈の主体は「金」でしょう。

もうひとつ質問を。 
水脈の主体は? 「水」ですか? 井戸を掘りに行く「人」ですか?
水脈の主体は「水」ですよね?

では!! 人脈の主体は何ですか?
人脈の主体は「自分」でしょう。 「人」に掘り当てて貰う存在の「自分」なのです。

金も水も「人」に必要とされているから、わざわざ探し(掘り)に来るのです。
つまり、人脈の主体となる「自分」が必要とされていなければ、誰もあなたを探し(掘り)に来てくれない。

「自分の役に立つ人を探す」「偉い人と繋がる」という行動は、相手が主体です。
相手にとって「必要」がなければ、それ以上先に進みません。

偉い人と名刺交換したけど、そのあとは音信不通ってことは良くあることなのです。

金や水の如く「誰かの役に立つ」人間になる。

50通出して返事がないのは
友人が薄情なのか? 自分の今までの行動が問題なのか?

前者と思っているうちは人脈形成など程遠いと言えるでしょう。