2007年08月26日
フォーカス―市場支配の絶対条件
10年前の本です。10年といえばビジネスでは大昔、経営書の古典と言える。いま、「マーケットシェアを奪いたい」、「企業のブランド化を目指している」、「多角化の検討をしている」経営者の方に読んで貰いたい。
10年前の本とは思えない内容である。
私はフォーカスに出会い、以来、ビジネスの信条を「一点突破」としてきた。
今で言う、「選択と集中」である。
しかし、選択と集中は多くの誤解を生んでいる。それは単純に「何かを選択し、集中してそれに経営資源を投入すれば良い」と解釈されているからだ。
実は「何か」を知り、選択することが一番重要なのだ。
その何かについて、本書は数多い例を提示して説明している。
「効果的にフォーカスする15の原則」というかたちで。
例えば第2の原則
「フォーカスは印象深くなければならない」
ボルボ社は車を売るのに、「安全」にフォーカスした。
10年前、早い車といえば「ポルシェ」
高級車といえば「ベンツ」などが上げられたろう。
それでは安全な車と言えば? 間違いなくボルボの名前が出てきた。
今ではボルボより安全な車は沢山ある。しかし、今でも安全な車と言えばボルボと答える人はいるだろう。それほどボルボのフォーカスは印象深かったのである。
弊社も一点突破でシェアを築き上げた業界が、超縮小傾向となり、フォーカスを見失っている。そこで再度読み返しているのだ。
当時気づかなかったことが、今読めば理解できることもある。久しぶりに読んで頭がスッキリした。フォーカスできそうだ(^∀^)
絶対読んで欲しい本のひとつに間違いなくあげられる。
古本屋やヤフオクで売ってます。最近、別な翻訳者で復刻したらしいけど、どう訳されているか知らないので、一応古本をおススメします。
インターネットや流通革新、新技術、資金調達の多様化など取り巻く環境が変わっても、フォーカスを絞る経営手法は色褪せないのだ。
フォーカスを絞らなければ、イノベーションの溝は跳び越せない!!




