2007年12月12日

仕事をポートフォリオ化してはいけない1

組織が硬直化すると、本音と建前が使い分けられるようになる。

部下は上司に報告・連絡・相談を常に求められるわけだが、悪いことが起きれば怒られ、良い事があっても褒められもせず、「平穏無事」程度に流されてしまう。

これでは本音を言うわけが無い。

そして、硬直化が極まると人は鈍感になり、見たいものしか見なくなる。
現場で起きている事を考慮に入れず、報告書の数字だけですべてを判断するようになるのだ。

これを「仕事のポートフォリオ化」と言う。

実際に現場で小さなクレームが起きていたとしても、別な現場で好調な成績が上がってきたとき、問題を見ないようにしてしまい、大きな崩壊の芽を孕ませてしまう。

悪いことが起きても、別な良い事が起きれば相殺されるというポートフォリオ的思い込みが発生するのだ。

数字と言うのは恐い。その裏にある危険を見えなくさせてしまう。

報告・連絡・相談は大事だが、現場感覚を失っては正確な指示・命令はできないはずだ。

「事件は現場で起きている」とは言いえて沙汰。

交通死亡事故 前年比30%減。 
なんていうと、良く聞こえるが、前年の70%は死亡している。
それぞれに人生があったはずだ。

今期は増収増益 契約数300件純増!! 
なんて威勢の良い数字も、実態を見ると解約400件、新規契約700件だとしたら? 
純増より解約の方が100件も多い。(携帯会社によくある)

仕事の良い悪いは相殺できない。それが習慣化されれば葬祭となる日は近い。
好調のときに、崩壊の芽を宿すもの。

現場で起きていることを報・連・相だけで判断せず、自ら足を運び、見たくないものも見るようにしなければならない。

数字数字と人は言う。小学校の頃を思い出して欲しい。
算数は「解答のあとに検算しなさい」と教えられたはずだ。

仕事の検算は、現場を視認すること。Excelの数字を確認する事ではない。


n2ublog-00043 at 08:14 │Comments(0)TrackBack(0)clip!自己啓発 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔