2008年01月25日

早川徳次に比べれば5

68ba59ac.jpgもう、どうしようもなく、心が折れそうになるときがある。
経営やってりゃ、一度や二度じゃない。そんなときに読む本がある。

成功の哲学 藤井妙法著
この本には世界の歴史的偉人の人生が短編で綴られている。

第1章 死ぬ瞬間まで人生を投げない(成功するまであきらめない、人生に来るのはチャンスとピンチだけ)
第2章 プラス思考で生きる(人生に失敗なし人生は山あり谷あり)

出てくる偉人の人生は凄まじいものがある。

特に冒頭の30ページほどを飾る、早川徳次氏(シャープ創業者)の人生には驚嘆する。

幼い徳次は母親の病気のため、二才半で貧家の養子に出された。
そして五歳の時、養母も亡くなった。その後、継母は幼い徳次をいじめ、虐待の限りを尽くす。肥溜めに突き落としたり、食事を与えず栄養失調にしたり。

見かねた近所の目の見えない行者さんが、錺屋職人のもとへ丁稚奉公を勧める。
このときわずか八歳。ここで7年7ヶ月働き、親方に技術をしこまれる。

その後、独立し22才で早川式繰出鉛筆(後のシャープペンシル)を発明した。
今で言うベンチャー起業家である。順調に事業は発展したが、関東大震災の悲劇が徳次を襲う。

妻と2人の子供は死亡。工場も焼け落ちてしまう。残った債務の返済のため、シャープペンシルの特許を売り、会社も取られ、再び一文無しとなる。
さらに、足りない債務を補うために、その会社で技術士として働かされた。

そこから這い上がり、恐慌・戦争を潜り抜け、シャープを世界企業へ押し上げたのだ。

スゴイとしか言いようが無い。さらに後年、「あの時、震災があったおかげで今日がある。妻と子供二人を喪ったので今日がある、特許をとられたので今日がある。」と述懐する。

このページを読み終わると。。。
「えーと、今日は何か辛いことあったっけ?」「もう、平穏無事すぎて、なんてこたぁーないなぁ・・・」「もう無風もいいところ」となってしまう。

私は辛く苦しいときは「早川徳次に比べれば」と心に念じるのです。


n2ublog-00043 at 00:12 │Comments(4)TrackBack(0)clip!経営  | 読書

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この記事へのコメント

1. Posted by 電車でウルウルしたシシャチョ    2008年01月25日 02:02
この本、読ませてもらいましたが・・・、早川さん、ありえない!
私なら100%、死んでいます。人間、そんなに強くなれるのでしょうか?
でもホント、「私にはチャンスが巡って来なかった」と振り返る人生にはしたくないですね。

2. Posted by ym    2008年01月25日 02:38
読ませていただきました。シシャチョ同様、私も死んでいます。なぜ立ち上がれたのでしょうか。多分人間じゃないかも… 不屈の精神というのはこういう事だと思いました。
「チャンスは必ず現れる。しかしすぐにパッとつかめる体勢を整えるのが大事」まさしく、その通りだと納得しました。
日々自分を磨く事の大事さをまた学びました。
ありがとうございました。

3. Posted by 呉希昌    2008年01月25日 09:57
「早川徳次」と聞いて、「地下鉄の父」(先週の日曜日にNHKの「そのとき歴史は動いた」で取り上げられてた)の早川さんを思い浮かべましたが・・・
「早川徳次に比べれば」、いいですね。
私も読んでみたいと思いました。

呉(オー)
4. Posted by 齋藤 浩    2008年01月25日 10:04
著者の、藤井妙法さんの研修を、受けた事あります。2泊3日で、受講者3名しか居なかったのでで、大変濃厚な内容でした。藤井さんの生き方が、もう、凄いですから。
藤井さんの体験を、JCで話しましたが、信じた人があまりいませんでした。

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