2008年03月21日

人生を変えた3人の先生 その三5

翌日、開学を控えた宮城大学へうかがった。
近代建築で宇宙防衛軍のようなたたずまいの大学は新鮮で、入るだけでワクワクしたものだ。

エレベーターを上がって久恒氏に案内されて行ったのは学長室。
そこには眼光の鋭い初老の方がソファーにかけて我々を待っていた。
それが野田一夫氏である。

野田氏「やぁやぁ、君が檜野君か」
私「はい、初めまして。よろしくお願いします」(ロボットのよう)
野田氏「久恒君から話は聞いたよ、ベンチャー志望なんだって?」
私「はい。そうです」
野田氏「私は沢山起業家の知り合いがいてね。」「よければ協力してあげよう」
私「はい。ありがとうございます」

これが野田氏との出会いであるが、ド迫力の人というのが初対面の印象だった。

野田先生

多摩大学初代学長にして、宮城大学初代学長になり、数々のベンチャー起業家から師と仰がれる方で、ソフトバンクの孫社長、パソナの南部社長・HISの澤田社長・フォーバルの大久保社長と出てくる名前は当代きってのベンチャー起業家ばかりであった。

野田先生が宮城大学初代学長に就任してから、退任するまでの4年間。
実に多くの事を学ばせていただいた。

久恒先生の壮行会の挨拶でもあったが、いつもされる質問がある。

「成功の反対はなんだと思いますか?」
「経営者の集まりでこの質問をすると、多くの人が『失敗』と言いたそうな顔をしています」
「経営者がですよ!成功した経営者は皆失敗している!(経験している)」
「成功の反対は失敗じゃない」

「成功の反対は、『何も目指さないこと』です」

目標を持ち、それに向かって突き進む。成功するまであきらめない、最後までやり抜く。これが大事だと。

「志」が如何に大事か。「志」という言葉が一番好きになったのは野田先生の影響が大きい。

何かを判断するときに、いつもこう自問すると野田先生は言う。
「それは野田一夫らしいか?」自らの決断のとき「らしさ」を追及する。
それは尊敬する父親に対し恥ずかしくない決断か!?を意味する。

「人前で暗い顔をするな。愚痴をこぼすな。他人と自分とを比べるな」と父は言い、自らもそれを実践した。

私も何かの決断をするとき「それは檜野らしいか?」と問うようになった。

まったく「破格」の人です。
「イレギュラーな日本人」っていうアエラのコラムをクリックしてご覧下さい。


続く

n2ublog-00043 at 00:09 │Comments(1)TrackBack(0)clip!交遊録 

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この記事へのコメント

1. Posted by 胸に刺さった社長    2008年03月21日 00:32
今日の言葉は
胸に刺さったな〜。

僕もこれから自分に問いかけるよ。

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