2008年05月13日

要望リストとは3

営業やカスタマーサービス部門(CS)は大変な仕事である。

営業は売れなければ会社に怒られ、CSは製品に不具合があればお客様に怒られる。
不具合やバグではなくても、要望と言う名の「クレーム」が沢山上がってくる。

「このシステム、こんな当たり前なことができないの?」
「ここはこうなっていないとダメでしょう!」
「君らは会社の運用について理解してない!」などなど。

こうして得られたクレームは要望リストとなって、カスタマイズの要件となって行くわけです。

ひとつの製品につき、100を超えるバージョンアップの要件が溜まっていく。

顧客の声として、それをSEに伝えるが、返答は「難しい」「期間が無い」「予算が無い」「人が足りない」などのつれない言葉だ。

「良く聞いてきてくれましたね」「クレームで精神的に疲れたでしょう」なんて言葉は期待しても100%出てこない(笑)

前にも書いたが、「その要望リストは宝ですね」と大手ベンダーに言われたことがある。そのベンダーでは、「クレームを聞いても対処しないので、もはやお客様が諦めて何も言わなくなった。」とのこと。

お小言を言ってもらえるというのは、期待の表れでもある。
何も言わなくなったお客様の多くが解約となる事実がそれを表している。

要望リストが100件あれば、それは「100回叱られてきたリスト」でもあるのだ。

エンジニアは「人のできないことをやっている」という自負がある。
しかし、CSや営業だってエンジニアに出来ないことをやっている。

毎月何百回のクレームを受け付けたりする仕事ができるか?と聞きたい。
そんなことしたらノイローゼになってしまう。

顧客の要望など聞かなくても100%要件定義できる天才SEなら良いが
それができないなら、日々足を粉にして客先を回っている仲間に敬意を表すべきである。

営業とSEは「矛盾」を恐れてはいけない。言い換えれば2つの部署は「弓矢」の関係である。
弓矢は両方無いと役には立たない。

柔軟で良くしなる弓(SE)があって、遠く(目標)へ矢(営業)を飛ばすことができるのです。

我々「時空」も時間と空間という切り離せない言葉から社名が由来しています。
そして、その時空はBow and Arrow(弓矢)の末裔なのです。

n2ublog-00043 at 00:02 │Comments(0)TrackBack(0)clip!マーケティング  | 経営

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